PINGのパターグリップを比較するとき、多くの人が最初に迷うのは「PP58でよいのか」「PP60のように太めを選ぶべきか」「TOUR MやTOUR Lは何が違うのか」という点です。
パターグリップは単なる消耗品ではなく、手元の安心感、フェースの開閉量、距離感、インパクト時の打感、アドレス時の構えやすさにまで影響するため、同じパターヘッドでもグリップを替えるだけで印象が大きく変わります。
特にPINGは、伝統的なピストル形状のPP58系から、やや太めで手首の余計な動きを抑えやすいPP60、重さで安定感を出しやすいPP58-Sまで選択肢が多く、モデル名だけを見ても違いがわかりにくいところがあります。
この記事では、PING公式に掲載されているパターグリップのラインアップをもとに、主要モデルの特徴、向いているゴルファー、失敗しやすい選び方、交換前に確認すべきポイントを、パター上達の視点で実用的に整理します。
PINGパターグリップのおすすめ比較
PINGパターグリップを選ぶときは、まず「細めで手先の感覚を残すか」「太めで手首の動きを抑えるか」「重さでヘッドとのバランスを変えるか」という三つの視点で考えると迷いにくくなります。
PING公式のシャフト&グリップページでは、ピストル・スタンダードのPP58、PP58ミッドサイズ、PP58 TOUR M、PP58 TOUR L、PP58-Sミッドサイズ、PP60などがパターグリップの選択肢として案内されています。
ここでは、初心者にも違いが伝わりやすいように、単なる重量や価格の一覧ではなく、握ったときの印象、ストロークへの影響、どの悩みに合いやすいかという観点で主要モデルを比較していきます。
PP58スタンダード
PP58スタンダードは、PINGらしい伝統的なピストル形状を残した基準モデルとして考えやすく、細すぎず太すぎない手元感で、フェースの開閉や指先の感覚を残したい人に向いています。
グリップが大きすぎないため、ショートパットでフェース面を繊細に合わせたい人や、距離感を手のひらだけでなく指先の圧力でも感じたい人には扱いやすい選択肢になります。
一方で、手首を使いすぎる癖がある人、インパクトで右手が強く出てしまう人、緊張した場面でパンチが入りやすい人にとっては、スタンダード形状の自由度がかえってミスの原因になることがあります。
選ぶ理由としては、現在のパターの打感やヘッドの動きを大きく変えずに、純正感のある握り心地へ戻したい場合に強く、特にブレード型や軽めのヘッドと組み合わせると操作性を残しやすいです。
交換後に確認したいのは、短い距離で引っかけが出ないか、ロングパットで手先だけのストロークになっていないかという点で、自由度の高さをメリットにできるかが判断基準になります。
PP58ミッドサイズ
PP58ミッドサイズは、PP58のピストル感を残しながら手のひら全体で包みやすくした印象のモデルで、スタンダードより安心感を出したい人に向いています。
太さが増すことで指先だけの操作がやや減り、ストローク中にグリップが手の中で動く感覚を抑えやすくなるため、ショートパットで手元が不安定になる人には試す価値があります。
ただし、太くなるほどヘッドの細かな挙動や打点の感触がぼやけたように感じる人もいるため、距離感を繊細に出したいタイプは、練習グリーンでロングパットの転がりを必ず確認したいところです。
PP58ミッドサイズは、スタンダードでは頼りないがPP60ほどの太さや存在感までは求めない人にとって、中間の落としどころになりやすいグリップです。
特に、パター全体の見た目を大きく変えず、PINGらしいピストル形状を保ったまま安定感を少し増やしたい人に合いやすい選択肢といえます。
PP58 TOUR M
PP58 TOUR Mは、ツアー系の名前が示すように、過度に大きくしすぎず、しっかりした握り感と操作性のバランスを狙いたい人に向いたモデルです。
公式ラインアップではPP58 TOUR Mがパターグリップの選択肢に含まれており、重量はミッドサイズ系に近い位置づけで、スタンダードよりも手元の存在感を出しやすい仕様です。
向いているのは、パターのフェース開閉を完全に消したいわけではないが、細いグリップだと手先が働きすぎると感じる人で、アーク型のストロークを残しながら再現性を上げたい場合です。
注意点は、名前だけで上級者専用と考えないことで、実際には自分の手の大きさ、握り圧、パターのヘッド重量との組み合わせで合うかどうかが決まります。
試すときは、同じ距離を何球も打つだけでなく、上り、下り、フックライン、スライスラインを混ぜて、距離感と方向性のどちらが安定するかを見比べると選びやすくなります。
PP58 TOUR L
PP58 TOUR Lは、PP58 TOUR Mよりも存在感を求める人が候補に入れたいモデルで、手元側の安定感を強めたいときに比較対象になります。
グリップが重くなると、同じヘッドでも手元側の重量感が増え、ヘッドだけが暴れる印象を抑えやすくなる場合があるため、テンポが速くなりがちな人に合うことがあります。
一方で、ヘッドの重さを強く感じながら振り子のようにストロークしたい人にとっては、手元が重くなることでヘッドの位置を感じにくくなる可能性もあります。
このグリップは、単に太いものを選びたい人よりも、握ったときの安定感とストローク全体のテンポを整えたい人に向くと考えると判断しやすいです。
PP58 TOUR Lを試すなら、ショートパットの方向性だけでなく、8メートル前後の距離でタッチが合うかを確認することが重要で、重さの変化が距離感にどう出るかを見落とさないようにしたいです。
PP58-Sミッドサイズ
PP58-Sミッドサイズは、PING公式ラインアップの中でも重量がしっかりあるタイプとして考えられ、手元の安定感を高めたい人にとって注目しやすい選択肢です。
重めのグリップは、手だけでパチンと打つ動きを抑え、肩や胸の回転でストロークする意識を作りやすい場合があります。
ただし、グリップ重量が増えるとクラブ全体のバランス感が変わるため、これまでヘッドの重さを頼りに距離を合わせていた人は、最初にタッチが合いにくくなることがあります。
向いているのは、短いパットで手が動きすぎる人、プレッシャーがかかるとインパクトが強くなる人、太さと重さの両方でストロークを落ち着かせたい人です。
選ぶときは、ヘッド重量の軽い古いパターに入れる場合と、現代的な重めのマレットに入れる場合で印象が変わるため、装着後のバランス変化をショップで相談するのが安全です。
PP60
PP60は、PP58系より太めの安心感を求める人に向いたモデルで、手首の余計な動きを抑えたい、フェース面をスクエアに保ちたいという悩みに対して候補に入りやすいグリップです。
太めのパターグリップは、手の中で握り込む感覚を弱め、手首を固定しやすくする方向に働くため、右手の使いすぎやインパクトのパンチを抑えたい人に合うことがあります。
一方で、PP60のように存在感のあるグリップは、繊細なタッチを手先で出したい人には大きく感じられる場合があり、特に高速グリーンや下りの距離感では慣れが必要です。
PP60が向くのは、ストレートに近い軌道で機械的に打ちたい人、マレット型やフェースバランス寄りのパターを使う人、ショートパットの方向性を優先したい人です。
比較時には、1メートルの真っすぐなパットだけで判断せず、5メートル以上の距離で転がりが弱くならないか、ロングパットでショートが増えないかまで確認すると失敗しにくくなります。
ピストル・ブラックアウト
ピストル・ブラックアウトは、重量面ではPP58スタンダードに近い位置づけで考えられるモデルで、見た目を落ち着かせながら伝統的なピストル形状を使いたい人に向いています。
パターは構えたときの視覚的な安心感も大切で、派手な色や太い形状が気になる人にとって、ブラックアウト系の落ち着いた外観は集中しやすさにつながることがあります。
性能面だけで見れば、グリップの太さや重量差が大きいモデルほど劇的な変化は感じにくいものの、アドレス時の違和感を減らしたい人には意味のある選択肢です。
特に、現在のPP58に近い感覚を保ちつつ、見た目をシンプルにしたい人や、クラブ全体を黒基調で統一したい人には選びやすいモデルです。
ただし、引っかけや押し出しなど明確なストロークの悩みを解決したい場合は、見た目だけで決めず、PP58ミッドサイズやPP60など形状差のあるモデルも同時に比較したほうが納得しやすくなります。
迷ったときの基準
PINGパターグリップ選びで迷ったときは、最初に現在のミスが方向性の問題なのか、距離感の問題なのか、握ったときの不安感の問題なのかを分けて考えることが大切です。
同じ太めグリップでも、手首を抑えて方向性を良くしたい人にはメリットが出やすい一方、ヘッドの動きを感じにくくなって距離感が合わない人もいるため、万人向けの正解はありません。
- 操作感を残したいならPP58スタンダード
- 安心感を少し足すならPP58ミッドサイズ
- 操作性と安定感の中間ならPP58 TOUR M
- 手元の重さで落ち着かせるならPP58 TOUR L
- 手首の動きを抑えたいならPP60
- 重さも太さも欲しいならPP58-Sミッドサイズ
最終的には、練習場のマットだけではなく実際のグリーンで、短い距離、ミドルパット、ロングパットを打ち分けたときに、方向性と距離感の両方が整うものを選ぶのが現実的です。
形状で変わるストローク感

PINGパターグリップの比較では、モデル名や重量だけに目が行きがちですが、実際の打ちやすさを左右するのは、形状が手の中でどのように収まり、ストローク中にフェースの向きをどう感じられるかです。
細めのピストル形状は指先の感覚を残しやすく、太めの形状は手首の余計な動きを抑えやすい傾向があり、どちらが優れているというよりも、現在のストロークの癖に合うかどうかが重要です。
ここでは、ピストル形状、太めグリップ、重量差という三つの視点から、グリップ交換で何が変わりやすいのかを整理します。
ピストル形状
ピストル形状は、グリップ上部が手に引っかかるように収まりやすく、左手の位置やフェース向きを感じながらストロークしたい人に向いています。
PP58系の魅力は、手の中でグリップが大きく主張しすぎず、パターヘッドの動きやフェースの開閉を比較的感じやすい点にあります。
| 特徴 | 合いやすい人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 操作性を残しやすい | アーク型のストローク | 手首が動きすぎる場合がある |
| 指先の感覚を使いやすい | 距離感重視の人 | 緊張時にパンチが入りやすい |
| 純正感が強い | 見た目を変えたくない人 | 劇的な補正効果は少なめ |
ピストル形状を選ぶときは、方向性だけでなくタッチが自然に出るかを重視するとよく、特にロングパットで手先の感覚をメリットにできるかが判断材料になります。
太めグリップ
太めグリップは、手首を使いすぎる動きを抑えたい人や、ショートパットでフェースが急に閉じたり開いたりする人に向いた選択肢です。
PP60のように手のひら全体で支えやすいグリップは、指先で握り込む感覚を弱めやすく、肩や胸でストロークする意識を持ちやすくなります。
- 右手が強く出る
- ショートパットで引っかける
- 手首が折れやすい
- フェース面を安定させたい
- マレット型を使っている
ただし、太めグリップは距離感が鈍く感じられることもあるため、方向性が良くなったとしても、ロングパットで毎回ショートするなら再検討したほうがよいです。
重量の違い
パターグリップの重量差は、ヘッドの効き方、ストロークテンポ、インパクト時の打感に影響しやすい重要な比較ポイントです。
軽めのグリップはヘッドの重さを感じやすく、重めのグリップは手元側が安定しやすい反面、ヘッドの存在感が薄く感じられることがあります。
たとえば、約59グラムのPP58スタンダードから、約88グラムのPP60や約99グラムのPP58-Sミッドサイズへ替えると、単純な太さだけでなく、クラブ全体の振り心地も変わります。
ヘッドが効きすぎてストロークが暴れる人には重めグリップが合う場合がありますが、ヘッドの重さを感じて距離を合わせている人には軽めや中間重量のほうが自然に打てることがあります。
交換前には、重量だけをスペック表で見て決めるのではなく、今のパターで「ヘッドが重すぎるのか」「手元が軽すぎるのか」「単に握りにくいのか」を切り分けておくことが大切です。
失敗しない選び方
PINGパターグリップは選択肢が多いため、人気モデルだから選ぶ、プロが使っていそうだから選ぶ、太いほうが簡単そうだから選ぶという決め方をすると失敗しやすくなります。
グリップ選びで大切なのは、自分の手の大きさ、握り方、ミスの傾向、使っているパターヘッドの形状をセットで考えることです。
ここでは、手のサイズ、ミスの症状、ヘッドタイプの三つから、どのPINGパターグリップを候補に入れるべきかを具体的に整理します。
手の大きさ
手が小さい人が太すぎるグリップを選ぶと、手のひらで支える感覚は出ても、フェース向きや距離感を細かく感じにくくなることがあります。
反対に、手が大きい人が細いグリップを使うと、指先で握り込みすぎて余計な力が入り、ストローク中にフェースが返りすぎる原因になることがあります。
- 手が小さめならPP58系から試す
- 標準的な手ならPP58ミッドサイズも候補
- 手が大きめならPP60を試す
- 握り圧が強い人は太めを確認する
- 指先感覚重視なら太くしすぎない
手のサイズだけで完全に決まるわけではありませんが、構えた瞬間に力を抜けるか、両手のひらが自然に向かい合うかを確認すると、合わないグリップを避けやすくなります。
ミスの症状
パターグリップは、ミスの症状に合わせて選ぶと目的がはっきりし、交換後の良し悪しも判断しやすくなります。
たとえば、ショートパットの引っかけが多い人と、ロングパットの距離感が合わない人では、同じグリップが正解になるとは限りません。
| 悩み | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 引っかけが多い | PP60 | 手首の動きを抑えやすい |
| 押し出しが多い | PP58系 | フェースを感じやすい |
| 距離感が鈍い | PP58スタンダード | 指先感覚を残しやすい |
| 手元が暴れる | PP58-S | 重さで安定感を出しやすい |
| 迷いが多い | PP58ミッドサイズ | 中間的に試しやすい |
この表はあくまで入口の目安であり、実際にはパターの長さ、ライ角、ヘッド形状、ストローク軌道も関係するため、グリップだけで全てのミスを直そうとしないことが大切です。
ヘッドタイプ
ブレード型のパターはフェース開閉を感じながら打つ人が多いため、PP58スタンダードやPP58 TOUR Mのように操作性を残せるグリップが合いやすい傾向があります。
マレット型やフェースバランス寄りのパターは、ストレートに近い軌道で安定させたい人が使うことが多く、PP60のような太めグリップと組み合わせると方向性を出しやすい場合があります。
ただし、マレットだから必ず太め、ブレードだから必ず細めというわけではなく、ヘッドの重さや本人の握り方によって相性は変わります。
特に最近の重めヘッドに重めグリップを合わせると、全体重量が増えてストロークが落ち着く人もいれば、振り遅れてフェースが開く人もいます。
選ぶときは、ヘッドタイプを参考にしつつ、最後は「構えたときにフェースを目標へ合わせやすいか」と「距離を合わせるイメージが湧くか」で判断すると実戦に結びつきやすいです。
交換前に確認したい注意点

PINGパターグリップを交換するときは、気に入ったモデルを買って装着するだけでなく、現在のパターとの相性や交換後の違和感をあらかじめ想定しておくことが大切です。
特にパターは、ドライバーやアイアンよりも感覚の比重が大きく、数グラムの重量差やわずかな太さの違いでも、構えたときの安心感やインパクトの出方が変わります。
ここでは、純正交換、バランス変化、試打の手順という三つの観点から、交換後に後悔しないための確認ポイントをまとめます。
純正交換
PINGのパターにPING純正グリップを装着するメリットは、見た目の統一感が出やすく、パター本体のブランド感や設計思想から大きく外れにくいことです。
公式ラインアップには複数のパターグリップが用意されているため、同じPINGの中で太さや重量を変えながら比較できる点も選びやすさにつながります。
- 見た目の統一感を保てる
- 純正感を残しやすい
- 複数の重量から選べる
- ショップで相談しやすい
- 中古売却時の違和感が少ない
ただし、純正だから必ず自分に合うわけではないため、現在の悩みが明確なら、太さや重量の方向性を決めてからモデルを選ぶことが重要です。
バランス変化
パターグリップを交換すると、グリップ側の重さが変わり、手元の重さとヘッドの感じ方のバランスが変化します。
特に、軽いグリップから重いグリップへ替えると、ヘッドの効きが弱く感じられる場合があり、反対に軽いグリップへ替えるとヘッドが強く動くように感じることがあります。
| 交換パターン | 起こりやすい変化 | 確認すること |
|---|---|---|
| 軽めから重め | 手元が安定しやすい | 距離感が鈍らないか |
| 重めから軽め | ヘッドを感じやすい | 手首が動きすぎないか |
| 細めから太め | 方向性が安定しやすい | タッチが合うか |
| 太めから細め | 操作感が戻りやすい | 引っかけが増えないか |
交換後すぐに結果が出ない場合でも、数ラウンド使ううちに慣れることはありますが、明らかに距離感が崩れるなら、重量や太さの方向性が合っていない可能性があります。
試打の手順
グリップ選びで失敗しないためには、店頭で握った感触だけで決めず、実際にボールを転がして確認することが大切です。
握った瞬間の安心感が強いグリップでも、打ってみると距離感が合わないことがあり、逆に最初は細く感じたグリップが転がりでは自然に合うこともあります。
試打では、1メートル、3メートル、7メートル以上の距離を分けて打ち、短い距離の方向性と長い距離のタッチを別々に確認すると判断しやすくなります。
さらに、真っすぐのラインだけでなく、軽いフックラインやスライスラインも試すと、フェースを合わせる感覚や出球の安定性が見えやすくなります。
最後に、練習グリーンで良かったグリップでも本番では緊張によって握り圧が変わるため、力を抜いた状態で構えられるかを最終基準にすると実戦向きの選択になります。
上達につなげる使い分け
PINGパターグリップを比較する目的は、単に自分に合うモデルを探すだけではなく、ストロークの課題を把握し、練習の方向性を明確にすることにもあります。
グリップを替えると、手首を使っていたのか、フェースを感じられていなかったのか、握り圧が強すぎたのかといった自分の癖が見えやすくなります。
ここでは、ショートパット、ロングパット、練習での検証方法に分けて、PINGパターグリップを上達に活かす考え方を紹介します。
ショートパット
ショートパットで大切なのは、距離感よりもフェース面を狙った方向へ出しやすいかで、グリップの太さや形状はこの部分に大きく関わります。
右手が強く入って引っかける人はPP60やPP58-Sのように手元を安定させやすいモデルを試す価値があり、反対に押し出しが多い人はPP58系でフェース感を戻すほうが合う場合があります。
- 引っかけ対策は太めを試す
- 押し出し対策は操作感を残す
- 緊張時は握り圧を確認する
- 打つ前のフェース向きを優先する
- 1メートルで出球を見る
ショートパットでは、カップに入ったかどうかだけで判断せず、打ち出し方向が安定しているか、同じテンポで打てているかを確認すると、グリップの相性が見えやすくなります。
ロングパット
ロングパットでは、太さや重さによってタッチの出し方が変わりやすく、方向性だけを見てグリップを選ぶと距離感で苦労することがあります。
太めや重めのグリップは手元が落ち着きやすい反面、ヘッドの重さや打点の感触が鈍くなる人もいるため、長い距離でショートが続くなら慎重に判断したいところです。
| 確認距離 | 見るポイント | 合わないサイン |
|---|---|---|
| 1メートル | 出球の方向 | 左右に散る |
| 3メートル | 転がりの強さ | パンチが入る |
| 7メートル | 距離感 | 大きくショートする |
| 10メートル以上 | テンポ | 振り幅が不安定 |
ロングパットで合うグリップは、振り幅を大きくしても手元に力が入りすぎず、ボールの転がりをイメージしやすいものなので、試打では必ず長い距離を入れるべきです。
練習での検証
グリップを替えた直後は、良くなったように感じても新鮮さによる一時的な効果である場合があるため、練習で検証する流れを決めておくと冷静に判断できます。
おすすめは、同じ距離を連続で打つ練習、距離をランダムに変える練習、最後に本番を想定した一球勝負を行う流れです。
連続練習ではフォームの再現性が見え、ランダム練習では距離感の対応力が見え、一球勝負ではプレッシャー時の握りやすさが見えます。
グリップが合っている場合は、ミスが出ても原因を説明しやすくなり、力んだ、フェースが開いた、打点がずれたといった修正点が明確になります。
反対に、良いときと悪いときの差が大きく、なぜ外れたのかわからない状態が続くなら、太さ、重さ、形状のどこかが自分の感覚と合っていない可能性があります。
自分のストロークに合う一本を選ぶ
PINGパターグリップの比較では、PP58スタンダードを基準にし、安心感を少し足したいならPP58ミッドサイズ、操作性と安定感の中間を狙うならPP58 TOUR M、手元の落ち着きを重視するならPP58 TOUR LやPP58-S、手首の余計な動きを抑えたいならPP60を候補にすると整理しやすくなります。
大切なのは、太いグリップほど簡単、重いグリップほど安定する、ツアー名が付いているほど上級者向けと決めつけないことで、自分のミスの傾向、手の大きさ、握り圧、パターヘッドの形状を合わせて判断することです。
ショートパットの方向性に悩む人は太さや安定感を優先し、ロングパットの距離感に悩む人はヘッドの効きや指先の感覚を残せるかを優先すると、選ぶべきモデルが見えやすくなります。
交換前には公式スペックで重量を確認し、できれば実際に複数の距離を打って、構えやすさ、出球、転がり、距離感を比べることで、単なる好みではなくスコアにつながる選択ができます。
最終的に選ぶべきPINGパターグリップは、握った瞬間に力を抜けて、狙ったラインへ同じテンポで打ち出せる一本であり、その感覚を見つけることがパター上達への近道になります。



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